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歯周病対策になる食べ物とは?

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≪野生動物には少ない病気・歯周病≫

愛犬の健康を大きく損ねてしまう可能性のある歯周病は、とても怖い病気です。
しかし、人間のようにこまめに歯磨きするのが難しかったり、歯磨きそのものを嫌がったりと簡単に対策できないケースもあります。
そもそも、犬の歯周病は古くからあるものなのでしょうか。

興味深いことに、野性動物には歯周病が少ないとのデータがあります。
歯周病になる原因がさまざまあるため、野生動物とペットとして飼われる犬の生活や環境がどのように関係しているかは判明していません。
しかし、歯磨きなどのケアができない野生動物が歯周病にならない理由は、生活や環境にあると考えるのが自然です。
口内環境に直結する食事には何かしらの秘訣があるのではないでしょうか。

 

≪歯周病対策になる食べ物≫

犬の食事と歯周病の因果関係は明確になっていませんが、普段の食事を工夫することで歯周病のきっかけとなる歯垢が残りにくい状態にすることはできます。
歯磨き効果に近いものを得られるかどうかがポイントです。

・ドライフード
ある程度の硬さのあるドライフードは、噛むときに歯とフードがこすれ合うことで歯垢や歯に残った食べカスを除去する効果が期待できます。
ドライフードすべてに期待できる効果ではありませんが、デンタルフードとよばれるものは、このような効果を狙ったものなので、ドッグフードを選ぶ際の参考になります。

・食物繊維を含む食べ物
複数の獣医師が推奨する対策のなかに、食物繊維を含む食べ物があります。
食物繊維が歯垢の付着を防ぎ、口内環境を改善するのにも役立つというものです。
食物繊維には水溶性と不溶性との2種類があり、ただ多く与えればよいというものでもありません。
食物繊維のバランスまで考えて与えるのは難しいため、ドッグフードの成分を確認し、食物繊維がある程度配合されているものを選ぶのがおすすめです。

・噛み応えのある食べ物
食事を丸飲みするように食べる犬もいますが、歯周病を防ぐにはしっかりと噛んで口内細菌の発生を抑制する唾液を分泌させるのが効果的です。
また、噛むことで食べ物と歯が擦れて歯垢が落ちることも期待できるため、噛み応えのある食べ物は多くの獣医師が推奨しています。
しかし、硬すぎるものは口内を傷つけたり、歯を折る原因になったりするので注意も必要です。
犬種に合わせて適度な硬さ・大きさのものを探してみてください。

 

≪まとめ≫

食べ物による歯周病対策は、歯磨きが苦手な愛犬にもストレスを感じさせることなく取り入れられるよさがあります。
食べるという楽しみの中で上手に健康を維持してあげましょう。

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